米国株投資家コタの退屈な毎日

アメリカの連続増配ディフェンシブ株への配当再投資を軸とした長期投資を行うサラリーマンのブログ

米国FDAに揺れるアルトリアグループを大胆に買い増しタバコ銘柄を一本化

配当再投資を軸とした長期投資を基本としているため頻繁に銘柄の入れ替えはしないのですが、この度ポートフォリオの構成が大きく変わるような売買を行ったため、それに関する話題です。

 

もともと売買するつもりは全くありませんでしたが、今回タバコ銘柄を取り巻く外部環境にネガティブな影響を与える可能性のあるニュースが流れ、株価も大きく動いたため、このチャンスを活かすべく売買を決断するに至ったという経緯です。

 

FDAのリリースに伴うタバコ銘柄の売買記録

 

先日、アメリカの米国食品医薬品局(FDA)から、タバコ銘柄にとってはネガティブに働く可能性が高い新たな規制に絡むニュースが流れ、保有株のアルトリアグループの株価が大幅に下落しました。

 

 米食品医薬品局(FDA)は28日、たばこのニコチン含有量を「中毒性のない」水準まで減らすよう義務付ける規制を提案した。通常のたばこに比べ、健康被害が小さい可能性のある電子たばこへの移行を促す大きな政策転換となる。

(ロイターニュースより抜粋)

 

現段階では詳しい計画までは分かりませんが、米国のみでビジネスを行なっているアルトリアグループにとっては多かれ少なかれアゲインストな風である可能性を秘めているので無理はありません。

 

そんな中私は、利が乗っていたフィリップ・モリスを大胆にも全株売却し、その資金の一部を使い、株価が大幅に下落したアルトリアグループを、62ドルで約90万円分買い増すことを決断しました。

 

フィリップ・モリスの売却益としては、税金を差し引くと20万円強とそれほど大きな額ではありませんでしたが、そもそもが今回の取引は、売却益ではなく銘柄入れ替えが目的だったので良しとします。

 

皆さんは今回の大幅下落を機に、何らかの取引をされましたか?

 

一般的には、ネガティブな要素が発生した銘柄を売り、影響の少ない銘柄を買うという売買をするのが普通だと思いますが、今回私は敢えて逆に買い向かうという決断をしました。

 

売買に伴うポートフォリオの変化と今後の方針

 

その結果、私の米国株ポートフォリオ内のタバコ関連銘柄は、アルトリアグループに一本化されることになりました。

 

ご覧いただくと分かりますが、私の保有銘柄は、グローバルに展開している企業ばかりで、今後進む可能性の高いドル高が業績の下振れ要因になりやすいポートフォリオなので、タバコ銘柄は最もブランド力を発揮できるであろう米国市場オンリーのアルトリアグループだけで問題なかろうとの判断です。

 

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勿論、株価的にはまだ下落の底に達しておらず、今後さらに下がる可能性は否めないものの、仮にそうなれば、ポートフォリオ内の目標比率をある程度維持する形で定期的に買い増しを継続して行くつもりでいます。

 

FDAの動きが及ぼすアルトリアグループの業績や株主価値への影響

 

今回のFDAの発表は、確かにネガティブなニュースではありますが、それがアルトリアグループのビジネスに対し、実際に致命的なダメージを与えるのかと言えば、必ずしもそうとは言いきれないと思います。

 

本当にこの規制によってタバコの販売量が激減し、具体的に業績の悪化につながるのでしょうか?

 

私も喫煙しているので分かりますが、確かにニコチンが減ると禁断症状が少なくて済むためタバコを止めやすくなり、喫煙者自体が減って行く可能性は否めませんが、タバコの販売量への影響は限定的だと考えています。

 

私の周りでも、健康を気にして低タール&低ニコチンのタバコに切り替えている友人達が数多くいますが、1本あたりの満足度が減って物足りなくなり、逆に吸う本数が増え、タバコ代が増えたという友人を数多く見ているからです。

 

また、これまでもそうでしたが、仮に販売量が大きく減るようなことがあったとしても、株主還元を重視しているアルトリアグループであれば、自社株買い、コスト削減や値上げなどを駆使して、毎年EPSと配当金を増やしに行くでしょう。

 

さらに、現在FDAで審査中のiQOS(アイコス)などをはじめとした新商品で、今後この状況を味方につけられる可能性も高いほか、逆に規制の強化により対応しきれない企業が増え、結果的に参入障壁が上がり、より盤石なポジションを確立する可能性も十分考えられます。

 

もっと言えば、米国内で圧倒的なトップシェアを誇るマルボロをはじめとしたタバコ事業から生み出される有り余るキャッシュを使って、食品企業などを傘下に迎え入れ、利益を確保することも出来そうです。

 

実際に、バフェット銘柄として有名なクラフトフーズなど食品企業を保有していた実績もありますし、買収まではしていないものの、現在ビール世界シェアトップのアンハイザー・ブッシュ・インベブの発行株式の10.2%を保有する大株主でもあります。

 

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現時点における私の見解

 

ジェレミー・シーゲル氏『株式投資の未来』にも書かれているように、今後もEPSや配当金を増やして行く可能性が高いにも関わらず、市場の評価が下がる状況こそが、過去約50年間で飛び抜けたリターンを叩き出したシーゲル銘柄の形です。

 

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最終的に、今回の買い向かうという私の決断が吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、47年連続増配という実績が証明している通り、アルトリアグループなら環境の変化にも柔軟に対応しながら我々株主の期待に応えてくれるのではないでしょうか?

 

この状況で初めて投資するのには若干勇気が必要かもしれませんが、まだ投資していない方は、この機会にこの銘柄への投資可否に関して検討されることを、是非おすすめします。