米国株投資家コタの退屈な毎日

アメリカの連続増配ディフェンシブ株への配当再投資を軸とした長期投資を行うサラリーマンのブログ

米国株投資家のバイブル!ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」

米国株投資家にとってバイブル的な存在になり得る、株式投資関連の書籍をご紹介します。

 

基本的に私はあまり読書家ではありませんが、投資関係の本はできる限り読むようにしており、これまで数十冊の株式投資本を読み漁りました。

 

しかしながら、なかなか良書にはめぐり会えず、大半が一発逆転型の博打投機のテクニック的なものだったり、海外のものでも翻訳がイマイチ過ぎて、内容が今ひとつ分かりづらかったり、全く入ってこないものが多かったように思います。

 

そんな中で、唯一に近いぐらいとても参考になると思う本をご紹介します。

 

それは、ジェレミー・シーゲル氏の『株式投資の未来』というシリーズで、中でも通称赤本と呼ばれている、“永続する会社が本当の利益をもたらす”という副題のものが、私にとって特に参考になりました。

 

内容は、株式の長期投資をするにあたり、どんな企業に投資すべきか?という問いに答えているもので、筆者自ら約50年間にも及ぶ米国S&P500を構成する各銘柄の株価を追跡し、どんな業種や企業に投資するのが一番リターンが大きくなるかを具体的に証明しています。

 

中でも、何度も書かれているのが、成長の罠というキーワードで、IBMとエクソンモービルや、中国とブラジルといった具体例を出しながら、一般的に信じられている成長神話に対して異議を唱えています。

 

誤解を恐れず掻い摘んで言うと、配当金再投資を続けるという前提に考えると、業界自体も伸び盛りの成長株よりも、低成長もしくは縮小業界の高配当株に投資した方が、パフォーマンスが高くなるということです。

 

前者は実際に成長するのかもしれませんが、実際の成長性と同じかそれ以上の期待が株価に読み込まれるため割高になり、再投資での購入株数があまり増やせないのに対し、後者は期待が低い分割安で放置されていることが多く、且つ配当金が高いため、再投資で株数を多く購入できることにより、資産の成長を実現できるというメカニズムです。

 

ちなみに、セクター中リターンが高かったセクターは、生活必需品とヘルスケアで、銘柄レベルでは圧倒的にフィリップ・モリス(アルトリアグループ)でした。

 

www.usstocks.club

 

実は何を隠そう、私もこの本を読むまでは、成長が期待できる株への投資を通じてキャピタルゲインを得ることがリターンの源泉だと思っていましたが、実はそうでもない事実があることを初めて知りました。

 

いずれにしても、この場で全てお伝えすることは出来ないので、米国株投資家の方は是非一度読まれてみることをお勧めします。