米国株投資家コタの退屈な毎日

アメリカの連続増配ディフェンシブ株への配当再投資を軸とした長期投資を行うサラリーマンのブログ

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の銘柄分析!長期投資に適した連続増配優良銘柄

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)は、米国株(アメリカ株)投資家であれば誰もが一度は投資を検討する優良銘柄ではないかと思います。

 

現在私は7銘柄の米国株(アメリカ株)に投資していますが、中でもプロクター・アンド・ギャンブルは、ビジネスだけでなく株主還元においても最も安心感があり、永久保有にも値するおすすめの優良銘柄だと考えています。

 

あり得ない話ですしすべきではありませんが、仮に投資先をどれか一つだけしか選べないという制約があったとしたら、おそらく私はこの銘柄を選ぶに違いありません。

 

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そこで今日は改めて、米国株(アメリカ株)を代表する優良銘柄プロクター・アンド・ギャンブルの銘柄分析を通じ、長期投資先としての魅力を再確認してみたいと思います。

 

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)とは

 

年間販売額10憶ドル超のブランドを21も抱えている世界最大の日用品メーカーで、洗剤の「アリエール」、消臭剤の「ファブリーズ」、ヘアケアシリーズの「パンテーン」、化粧品の「SK‐Ⅱ」、紙おむつの「パンパース」、カミソリの「ジレット」などのブランドを180の国と地域で販売しています。

 

日本においても花王を脅かすほどの高いプレゼンスを発揮しており、我が家も上記「アリエール」「ファブリーズ」「パンテーン」に、柔軟剤の「レノア」を加えた4ブランドを愛用する、まずまずのヘビーユーザーです

 

連続増配銘柄の頂点「配当王」にふさわしい株主還元力

 

伝説の域に達していると言えるプロクター・アンド・ギャンブルの株主還元に関しては改めて言及する必要はないかもしれませんが、念のためおさらいです。

 

ご存知の通り、プロクター・アンド・ギャンブルは数ある米国(アメリカ)企業の中でも、歴代4番目に長い60年という、伝説とも言えるほどの連続増配年数を誇る「配当王」銘柄です。

 

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※Dividend.comサイトより

 

この60年間には、1973年の第一次オイルショック、1987年のブラックマンデー、1991年の湾岸戦争、2001年同時多発テロ、2003年イラク戦争、2008年リーマンショックなど、様々な出来事が発生していますが、その間も着実に事業を継続して利益を生み出し、連続増配を継続してきたということです。

 

また、連続増配ばかりが話題になりますが、プロクター・アンド・ギャンブルは自社株買いに対しても積極的に取り組んでいます。以下は過去10年間の発行済株式数の推移ですが、ボリュームの差はあれど、毎年確実に自社株買いを通じて株式数を減らしている様子がうかがえましょう。

 

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 ※morningstar.comサイトより

 

配当再投資を実践する長期投資家にとっては、この銘柄の連続増配年数や自社株買いといった株主還元に対する姿勢はこれ以上ない魅力であり、これだけでも十分に投資する理由になり得るのではないでしょうか?

 

着実に利益を生む体質への転換を示す業績推移

 

それでは続いて実際の直近10年間の業績について、主な業績指標をもとに確認してみましょう。

 

結論から言うと、配当再投資を通じた長期投資を行っている投資家にとっては満足できる内容、つまり今後も安定的に株主還元を継続できる状況だと言えそうです。

 

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※morningstar.comサイトより

 

ここ数年間、ブランドの絞り込みをしている関係もあり売上は減少していますが、その反面利益率の低いブランドが減ったことや、継続的なコスト削減努力の効果もあり、営業利益率は20%台に改善させることができています。

 

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※プロクター・アンド・ギャンブルウェブサイトより

 

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※プロクター・アンド・ギャンブルウェブサイトより 

 

また、配当金の原資とも言えるフリーキャッシュの比率も高い水準であり、且つ安定して確保できていると言えましょう。

 

上記のような各種取り組みを通じて高収益体質に戻すことができているため、今後はトップラインを伸ばすことで営業利益やフリーキャッシュのさらなる増加を期待したいところです。

 

環境変化にも適応可能な再現性のあるマーケティング力


テレビなどでの広告量を見れば推測可能だと思いますが、プロクター・アンド・ギャンブルと言えばその卓越したマーケティング力で有名です。


 マーケティングを営業や広告を指す言葉だと勘違いしている方もいますが、マーケティングとはそれらも含めた “ 売れる仕組みづくり ” のことを指します。

 

マーケティングとは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。(Wikipediaより)

 

そして、マーケティングは再現性のあるノウハウや技術でもあるため、優れたマーケティング力があれば、国や地域など、どのような環境下であったとしてもそれぞれの環境や顧客のニーズを把握し、売れる仕組みを構築することができるようになります。

 

つまり、マーケティング力に優れたプロクター・アンド・ギャンブルであれば、今後外部環境がどのように変化したとしても、都度その状況に合わせた売れる仕組みを構築し、我々株主に還元するための利益を長期的に稼ぎ続けてくれる可能性が高いということです。
 

大暴落時にも心強いディフェンス力

 

手厚い株主還元は下落相場でもプロテクター効果を発揮することから、プロクター・アンド・ギャンブルは、直近発生した100年に1度の大暴落と言われるリーマンショックの際も、ディフェンシブ銘柄らしい高い守備力を発揮しました。

 

以下は、2008年1月2日の株価を100とした場合の、S&P500連動ETFのIVVおよびプロクター・アンド・ギャンブルのデイリーの株価をIndex化し、2009年12月30日までの約2年間についてグラフ化したものです。

 

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※stooq.comの株価データを加工して使用

 

最初の暴落地点に関しては、IVVがIndex59と41%下落しているのに対しプロクター・アンド・ギャンブルはIndex79と21%しか下落せず、最も暴落した地点でも、IVVがIndex47と53%も下落したのに対し、Index61と39%の下落に止まりました。

 

おそらく今後も長い保有期間の中では、リーマンショックのような大暴落を経験することがあるかと思いますが、100年に1度の大暴落でも6割以上は残る可能性が高い頼もしい銘柄だと言えましょう。

 

未来を占う過去30年株価チャート

 

それでは、リーマンショックを含めた過去30年間の株価チャートを見てみましょう。

 

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 ※stooq.comの株価データを使用

 

大体10年に1度程度は直近高値付近まで下落し、概ね5-6年以内に戻した上でさらに株価を伸ばすというサイクルを繰り返していますが、30年という長期スパンで見れば右肩上がりの頼もしい株価チャートを形作っています。

 

上記でご紹介した通り、マーケティング力を活かした着実且つ堅実な事業を通じた利益の確保やコスト削減や自社株買いなどの経営努力が、EPSの継続的な向上、さらには株価の上昇を実現していると言えましょう。

 

その意味では、この右肩上がりの株価チャートは単なる過去の実績ではなく、今後の30年間についても再現される可能性が高いのではないかと考えられます。

 

また、配当再投資を目的としつつも、長いスパンにおいてはキャピタルゲインも十分狙うことができるお得な銘柄なのかもしれません。

 

まとめ

 

以上、長期投資を志す私が個人的に感じている米国株(アメリカ株)プロクター・アンド・ギャンブルの魅力をご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?

 

長期的な観点で言えば、増配や自社株買いといった株主還元を十分に行う企業か否か、さらに還元の原資になる利益を生み出す力がある企業か否か、という部分につきるのではないかと思います。

 

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その意味では、プロクター・アンド・ギャンブルはそれら諸々の要件をかなり高いレベルで満たす、永久保有にも耐え得るおすすめの優良銘柄だと思いますがいかがでしょうか?