配当王にも匹敵する株主還元実績!コマース・バンクシェアーズ(CBSH)は長期リターンに優れた金融セクター銘柄

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配当王という称号を得る上で最も難しい条件でもある、連続増配年数50年にあと1年を残すのみという位置にいる米国株(アメリカ株)銘柄、コマース・バンクシェアーズ(CBSH)についての簡易銘柄分析記事です。

 

49年もの長きにわたり連続増配を継続するという、一般的には偉業を成し遂げているにも関わらず、普段米国株(アメリカ株)投資家のブログなどで紹介されることが少なく、こういう機会でもない限り永久に知ることなく終わってしまう可能性が高いため、気になったこの機会に重い腰を上げて調べてみることにしました。

 

配当王や配当貴族など連続増配を続ける銘柄に投資を希望していながらも、メジャーな銘柄では面白みを感じないといった理由から、米国会社四季報にも取り上げられないような掘り出し銘柄への投資を検討したいという方は、この機会に候補の一つとして参考にしていただければと思います。

 

コマース・バンクシェアーズ(CBSH)とは

 

コマース・バンクシェアーズ(CBSH)はミズーリ、カンザス、イリノイ、オクラホマ、コロラド各州で事業を展開する米国の銀行持株会社です。事業は消費者、商業、資産の3部門で構成されており、個人向けに小口金融、貸付、住宅ローン、クレジットカードのほか、企業向けに貸付、加盟店決済、リース、預金口座、現金管理などの銀行業務を行っています。

 

アニュアルレポートを確認する限り、事業規模としては小粒ではありながらも、事業ポートフォリオも多岐に渡っているほか、突出した事業はないものの、比較的手堅い事業をバランスを重視して展開している印象です。その意味では腰を据えて長期的に保有し得る銘柄とも言えるような気がします。

  

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配当王にも匹敵する連続増配年数49年を誇る配当実績

 

冒頭でも書いた通り、配当王にも匹敵する連続増配年数49年を誇るモンスター級の連続増配銘柄で、配当性向に関しても32.6%とかなり余裕があるため、50年どころか当分の間は増配が止まることはないでしょう。敢えて課題を言えば、配当利回りが低めである点です。

 

f:id:kootarochin:20180105195147g:plain ※Dividend.com サイトより抜粋

 

生活必需品や公益などのセクターがひしめく配当王レベルの銘柄の中では、金融セクターのコマース・バンクシェアーズ(CBSH)は貴重な存在であるため、ポートフォリオのセクター分散を図るべく、金融セクター銘柄を部分的に追加することを検討している方にとっては、意外に有力候補になり得るのではないかと思います。

 

また、配当ばかりに目が行きがちですが、下記の通り2010年以降は多少の波はあるものの、コンスタントに配当以上の規模で自社株買いも行っています。確かに配当と比べて自社株買いは実行性の点で流動的な面はあるものの、配当利回りの低さだけで投資判断してしまわないようにご注意ください。

 

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※morningstar.com サイトより抜粋

 

リーマンショックでも崩れない堅実な業績推移

 

配当実績に関しては文句ない状況にはあるものの、念のため直近10年間の主要な業績指標を確認してみましょう。あくまでも個人的な感想ですが、マイナー銘柄の割にはかなり良好な実績を残している印象を受けました。

 

売上に関して言えば、リーマンショックの影響もなく、規模の割には若干物足りなさはあるものの堅調に推移しており、特にここ数年は右肩上がりの基調にあると言えましょう。また、営業キャッシュフローに関しても、リーマンショックの影響は多少見られるもののかなり限定的であり、極めて安定して稼ぐことができています。

 

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営業キャッシュフローレシオは、ここ数年やや下降気味ではあるものの、それでも高水準とも言える35%前後を維持しています。規模が全く違うため単純比較はできないものの、比較的手堅いビジネスを展開していると言われているバフェット銘柄のウェルズ・ファーゴとの比較においても遜色ない水準にあり、逆に直近10年間というスパンにおいてはコマース・バンクシェアーズ(CBSH)の方が勝っているとも言えましょう。

 

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先ほども少し触れましたが、規模的にはもう少し高い成長性を求めたくなりますが、金融セクターの銘柄でありながらもあのリーマンショックをほぼノーダメージで乗り越えた実績を考えれば、今のままでも十分過ぎるぐらい優秀な業績だと言うべきでしょう。

 

S&P500を上回る良好なリターン実績

 

以下はコマース・バンクシェアーズ(CBSH)の投資家向けのプレゼンテーション資料からの抜粋ですが、直近10年間においては、S&P500指数や同セクター銘柄群との比較においても、より安定して高いリターンを実現していたということが謳われています。これが事実であれば長期投資の対象としても魅力的だと言えましょう。

 

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※CBSHウェブサイトより抜粋


直近1年間の株価チャートを確認してみます。他の金融セクター銘柄と同様、昨年暮れに上昇して以降は、50ドルを下限として横ばいが続いています。あくまでも個人的な推測ですが、おそらく今後しばらくの間は上昇することはあっても50ドルを下回ることはないような気がします。

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※CBSHウェブサイトより抜粋

 

配当再投資を軸に長期スタンスで臨むのであればいつでも構わないでしょうし、今後アメリカの利上げ、さらには法人税減税の効果を享受可能な銘柄であることを考えれば、このタイミングで投資したとしても遅くはないような気がしますがいかがでしょうか?

 

まとめ

 

連続増配銘柄としての実績が印象的なコマース・バンクシェアーズ(CBSH)ではありますが、長期投資の対象としてより重要な要素でもある業績面においても良好な実績を残してきた優良銘柄であることを、今回の銘柄分析を通じて改めて確認することができました。

 

私自身は、生活必需品セクターやヘルスケアセクターの銘柄を中心にポートフォリオを構成しており、金融セクターの銘柄を組み込む予定はまったくと言って良いほどありませんでしたが、コマース・バンクシェアーズ(CBSH)に関しては、現実的な投資対象として改めて真面目に検討してみたいと考えています。

 

www.usstocks.club

 

短期投資家の方は別として、金融セクターを保有されていない、もしくは興味がある長期投資家の方は、是非この機会にコマース・バンクシェアーズ(CBSH)に対する投資を検討されてみてはいかがでしょうか?