セオリー通りの株式投資はリターンの最大化につながるのか?

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セオリー通りの株式投資におけるリターンの可能性に関する話題です。これだけを読むと難しそうに見えますがそうではなく、特に投資初心者が見落としがちな側面についてのご紹介です。

 

米国株をはじめとした投資関連のブログを見ていると、とても熱心に株式投資のセオリーを勉強されている方が多く、単に知識を得るだけに止まらず、それらのセオリーに沿った投資を実践しようとしている方も多く見受けられます。

 

しかしながら、株式投資のセオリーを忠実に実践することが、そのままリターンの最大化に直結するかと言えば、必ずしもそうとは限りません。というのも、セオリーはあくまでもセオリーであり、現実との間には必ずギャップが存在するからです。

 

つまり、リターンの最大化を図るためには、セオリーと現実とのギャップを踏まえた上でベストな妥協点を見極め、それに合わせた自分なりの投資の形を選択する必要があると言えましょう。

 

そこで今日は、株式投資におけるセオリーの具体例を通じて、上記で触れた現実とのギャップに加え、考えられる妥協点についてもご紹介できればと思います。各セオリーの実践を計画している方は是非ご参考ください。

 

セオリー①「底値で買って高値で売る」

 

まずはじめに、誰もが最初に教えられるであろう株式投資におけるセオリー「安く買って高く売る」について考えてみたいと思います。皆さんも比較的早い段階で知ったセオリーではないでしょうか?

 

確かに株式投資の醍醐味はキャピタルゲインであり、それを最大化しようと思えば、株価が下がりきったタイミングで買い、最も高値になったところで売却する必要があるということに疑いの余地はありません。

 

しかしながら、それはあくまでもセオリーであり、私たち投資家が直面する現実がどのようなものかと言えば、どこが株価の底値なのか、さらには最高値なのかが分からないという現実です。それが分かれば苦労はありません。

 

セオリーに忠実に従おうとした個人投資家が直面する現実は、高値を狙うがあまりに売却が遅れ、結果的に買値よりも下がってしまうケースの方が多く、しかも底値に至る前に購入し、その後さらに株価が大きく下がったところで損切りしてしまうパターンがほとんどではないでしょうか?

 

このセオリーにおける1つの妥協点としては、底値を狙うのではなく、多少リターンは減ったとしても底値を過ぎて確実に上昇に転じたタイミングで買うなど、より失敗リスクの低い売買タイミングを採用することだと言えましょう。

 

セオリー②「高配当銘柄より無配当銘柄の方が高いリターンを生む」

 

続いてのセオリーは、時折ブログやツイッター上でも盛んに議論されている無配当銘柄最強説、つまり高配当銘柄よりも無配当銘柄の方がリターンが高いというセオリーです。皆さんもその議論を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

 

確かにこれについてもその通りだと言えます。配当リターンは税金により確実に目減りしますが、無配当企業は税金を先送りでき、その分を利益の源泉でもある事業投資に回し企業価値向上につなげることができるため、当然ながらリターンはより高まることになります。

 

ただ、このセオリーにも現実とのギャップというものが存在します。それは、無配当企業が株主に払わなかった分を、妥当な利益を生む有望な事業に投資できない可能性というギャップです。失敗する事業に使われるぐらいなら配当をもらった方が確実です。

 

つまり、このセオリーにおける妥協点としては、シーゲル氏も著書「株式投資の未来」の中で触れているように、安定的に配当が期待できる高配当株に投資し、その配当を再投資するという方法だと言えましょう。

 

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セオリー③「過去最高のリターンを生み出したポートフォリオを採用する」

 

少しセオリーと言えるどうか微妙なところですが、一般的には過去最高のパフォーマンスを叩き出したポートフォリオを採用することが成功の秘訣だと考えられる傾向にあるため、ある意味セオリーの一種だと言えましょう。

 

確かに過去の実績としてパフォーマンスが高かったわけですから、この先も同じように高パフォーマンスが期待できる可能性は他よりも高いのかもしれません。実際に私自身も、バックテストを活用しながらポートフォリオを検討したりもしています。

 

しかし、これも先の2つと同じようにあくまでもセオリーであり、現実とのギャップが存在します。それは、そのポートフォリオに投資する投資家のコンディションとのギャップです。比較的蔑ろにされがちなポイントではないでしょうか?

 

例えば、株式投資経験も短く、資産の目減りに対する耐性も理解も備えていない投資家が、リスクの高い理想のポートフォリオに投資したとしたらどうなるでしょうか?恐らくリターンを得る前に怖くなって売却してしまうはずです。

 

つまり、このケースにおける妥協点とは、期待リターンは下がったとしてもリスクが低いポートフォリオに投資するというものであり、売却もしくは退場してしまうのに比べれば、高いリターンを得ることができるという理屈です。

 

最後に

 

以上、リターンを最大化するための定石とも言える代表的なセオリーについて、現実とのギャップとその考えられる妥協点の例をご紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?ある程度株式投資の経験を積まれた投資家の方であれば、恐らくご理解いただける内容ではないかと思います。

 

確かにリターンの最大化を図る上でセオリーは重要な要素でもあるため、知識としては踏まえておく必要はありますが、大切なことはそれをそのまま実践することではなく、今日ご紹介したような現実とのギャップを正確に理解し、ベストな妥協点を見出し実践できるか否かだと考えます。

 

セオリーはあくまでもセオリーでしかありません。私たちは学者ではなく、株式投資というリアルなビジネスを実践するビジネスマンです。現実の課題に即したベストプラクティスを選択することが、実際のリターンを最大化する上で最も重要な要素だと思いますが、いかがでしょうか?

 

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