非課税メリットを受けづらいNISAは長期投資家にとって本当に必要なのか?

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先日NISAの継続利用の条件としてマイナンバーの申告を求められていましたが、最終的に申告せず、NISAの利用をこのタイミングで中止する決断をしました。

 

なぜ敢えて自分から中止するのか、疑問を抱かれる方もいるかもしれませんが、このまま持っていても今後も使わないことが分かっている他、マイナンバーを申告することにも若干抵抗があるため、無理に継続する必要はなかろうというのが大まかな理由です。

 

そこで今日は、2014年に鳴り物入りで導入されたNISA(少額投資非課税制度)について簡単におさらいした上で、私が利用することをやめた理由についてご紹介してみようと思います。

 

NISAとは

 

NISAとは、購入した上場する株式や投資信託などで得られる配当金や売買益に対して発生する税金が非課税になる制度のことを指します。

 

あまり知られていませんが、NISAの名称は「N」は日本(NIPPON)の頭文字、「ISA(アイサ)」はIndividual Savings Accountの略称のようです。なぜ「JAPAN」じゃなくて「NIPPON」なのか非常に興味深いですが、本題ではないので深掘りするのは止めておきます。

 

さて、ご存知ない方もいるかもしれないので、改めて一般的に謳われているNISAの主なメリットとデメリットを簡単におさらいしてみましょう。

 
メリット》
 
①配当金や売買益にかかる20.315%の税金が非課税
 
②非課税のため面倒な確定申告も不要
 
《デメリット》
 
①非課税期間は原則5年間、ロールオーバーした場合でも最高10年間で終了
 
②投資可能額が年間で120万円と少額
 
③特定口座とNISA口座間での損益通算が不可能

 

NISA口座の利用実績

 
一説には、NISA口座全体の約半数が使われていないとも言われていますが、皆さんは活用されていますか?
 
活用されている方のブログ等を拝見していると、個別株よりもETFや投資信託をNISA口座で積み立てたりしている方が、どちらかというと比較的多いような気がしますがいかがでしょうか?

 

ちなみに私は、2014年の導入早々のタイミングでキャッシュバックキャンペーンに乗せられて口座を作りましたが、実は3年も経過した今でもNISA口座で保有する証券はありませんし、これまで一度も使ったことがありません。

 

NISA口座を利用しない理由

 
私が使わなかった最も大きな理由は、上記デメリットで挙げたように、非課税期間がロールオーバーを駆使した場合でも最大で10年間と短いため、とにかく長期(場合によっては永久)を前提とした私の投資スタイルとの相性が良くないためです。

 

つまり、私のスタイルは、長期にわたり米国の高配当ディフェンシブ銘柄を保有し続け、配当金を再投資しながら保有資産の増大を図る形であるため、10年という短い期間で、しかもキャピタルゲインがなければメリットが半減してしまうこの仕組みとの相性が良くないということです。

 

もちろん11年目以降も特定口座に移し保有を続けることはできますが、その場合、特定口座に移管される時点の時価が取得価格となってしまうため、仮に含み益が生じていた場合は、そのキャピタルゲイン分の非課税メリットの権利を放棄することになってしまいます。

 

また、株式投資における10年という期間は意外に短く、リーマンショックのような大暴落があった場合には、発生時期によっては非課税期間内に株価が回復するかどうか微妙ですし、そもそもが儲けに対する税金が免除される制度である以上、損失を出してしまってはメリットを享受することができません。

 

さらに、NISA口座で被ってしまった損失は、当然ながら特定口座で出た売却益や配当金との間で損益通算ができないため、取り返す術もなく損失にしかならないというおまけ付きです。

 

非課税メリットを最大限享受するには、最大でも10年以内に利益が出る形で売却する必要があるため、最初から10年以内という短期間で勝負できそうな銘柄選びや入り方をしなければなりませんが、わざわざNISAのためにそのような慣れないスタイルの投資をしても上手く行くとはないでしょう。

 

ついでに言うと、終了期限の異なる10パターン又は5パターンの株式、ETFや投資信託それぞれについて、ロールオーバーするにしても、申込手続きを漏らしてしまうと課税口座に自動的に移されてしまう可能性も高く、それも含めて先々アレコレ気にしなければならなくなるという点も、面倒臭がり屋の私にとっては苦痛の種でしかありません。

 

最後に

 

以上、いろいろと書きましたが、とにかく私のような投資スタイルを採用する長期投資家にとっては、非課税メリットが受けられない可能性が高いこと、さらにはアレコレ面倒な点が多いことが利用していない理由です。

 

来年からは新たに積立NISAが始まりますが、非課税期間が20年間に伸びる点は評価できるものの、一方で非課税限度額が年間40万円と少なくなってしまうなど、そもそものターゲットに当てはまらない私にとっては、やはり合致しない制度だと言わざるを得ません。

 

同じ非課税をメリットとする制度ということであれば、NISAと同じく売買益に加え、所得税における非課税メリットも享受可能な企業型やiDeCoなどの確定拠出年金の方が、個人的にはるかに利用価値が高くメリットを感じますが、皆さんのお考えはいかがでしょうか?

 

www.usstocks.club

 

現在まだ利用しておらず、今後利用することを検討されている方は、使わなければ損ということではなく、改めてこの機会に、ご自身の投資スタイルを考慮した場合にメリットを享受できるか否かについて、ご確認いただくことを是非おすすめします。

 

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