配当再投資戦略というスタイルを選ぶに至った4つの理由

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数ある投資の形の中で、私が配当再投資戦略という手段を選んだ理由に関する話題です。私は米国(アメリカ)のディフェンシブ株に対する配当再投資を軸とした長期投資を行っていますが、誰もがこの方法に魅力を感じるかと言えばそうとも限りません。

 

例えば、個別株でなくETFやインデックスファンドへ投資する方、グロース株によりキャピタルゲインを狙う方、株式ではなく債券に投資する方など、投資の形は様々であるべきです。なぜなら投資というのは、それぞれの投資する目的、知識や経験の深さ、さらには投資家が置かれている状態など、各投資家の状況に合う方法を選ぶべきものだからです。

 

そこで今日は、数ある投資スタイルの中で、私が敢えて配当再投資戦略という形を選んだ理由について、あくまでも個人的な考えを4つほどご紹介してみたいと思いますので、同じような状況や志向を持っている方は是非ご参考ください。

 

他の投資法と比べ勝率が高い

 

一般的な投資家における株式投資とは、大きく勝つための手段であることが多いかと思いますが、私の場合は若干異なり、それほど大きくなくとも勝てる確率、もしくは負けない確率が高いことを重要視しています。

 

勿論、私も人並みに欲望を持っているため、大きく勝てるのであればそれに越したことはありませんが、通常リスクとリターンは連動しており、大きく勝つ可能性があるということはつまり負ける確率も同じくらい高いということになるため、それは望むところではありません。

 

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その意味で言えば、配当再投資戦略は通常高配当ディフェンシブ株に投資することが多く、株価下落に対する耐性が高い傾向にあるため、その意味では保有資産上大きなマイナスを被ることが少ない戦略だと言えます。ジェレミー・シーゲル氏の著書「株式投資の未来」の中でも、配当の効果に関して次のように語られています。

 

相場が下落する局面で、配当はとくに次の2つの役割で投資家に貢献する。まず再投資を通じて保有株を余分に積み増せるので、これがポートフォリオの価値下落を受け止めるクッションとなる。下落局面に再投資を通じて保有株を積み増す配当の働きを私は「下落相場の安全装置」と呼んでいる(「株式投資の未来」より抜粋)

 

つまり、ポートフォリオの評価額の下げ幅も少なく、さらに配当金による定期的な買い増しで購入単価も下げられるということは、評価額が回復するスピードや可能性もより高くなるため、負ける確率が低い(勝ちやすい)に違いない、という理屈です。

 

参考までに、伝説の投資家ウォーレン・バフェットが「極めて稀に見る、実益のある本」と大絶賛し、バークシャー・ハザウェイの株主総会で配布したことで知られるハワード・マークスの著書「投資で一番大切な20の教え」の中で語られている、ディフェンシブな投資の優位性に関する箇所をご紹介しておきます。

 

アグレッシブな投資は、そのスタイルにあった環境下で(特に相場が良い時期に)非常に高いパフォーマンスをあげられるが、ディフェンシブな投資ほど確実にリターンを生み出す公算は小さい。つまり、損失を出す確率が低く、損失額も小さくて済むことは、卓越した投資成績の一環と言える(「投資で一番大切な20の教え」より抜粋)

 

自分の身の丈に合っている

 

プロフィールにもある通り、私はどこにでも居る普通の中年サラリーマンであり、株式投資に関する知識や経験も浅い素人投資家でもあるため、底値で買い高値で売るという、株式投資ではセオリーとも言えるタイミングを計るような高度な投資法を上手にできる術はありません。

 

こういう表現をしてしまうと、世の配当再投資派の投資家から怒られてしまうかもしれませんが、誤解を恐れずに言えば、自分がそういう素人レベルの投資家であると分かっているからこそ、この配当再投資戦略を選んだと言っても過言ではありません。

 

なぜなら、戦略という名前を付けてしまうと小難しそうに聞こえるかもしれませんが、配当再投資戦略自体は、銘柄選びと再投資の徹底というポイントを外しさえしなければ、誰でも実践できるシンプルかつ再現性の高い投資方法だからです。

 

人間というのは、一般的にお金が絡んでしまうと思わず背伸びをしてしまいがちになりますが、自らの実力を正確に把握ならびに認め、身の丈に合ったやり方を実践することこそが成功への近道だと考えており、詰まるところ私の場合はそれが配当再投資戦略であったということです。

 

市場に永く居続けることができる

 

極端に言えば、この戦略は支払われる配当金を機械的に保有銘柄に再投資することだけを考えていれば良く、且つ株価が下落相場を迎える時こそが真価を発揮できるチャンスでもあるため、基本的に日々の株価の動きに対しては一喜一憂する必要がありません。

 

恐らくキャピタルゲインを主目的とする通常の投資家にとっては、株価の動きが全てと言っても過言でもないため、下落相場が訪れてしまった際には精神的に穏やかで居ることが難しく、中には退場してしまう人も後を絶ちません。いろいろな意味で未熟な個人投資家であれば尚更です。

 

私の数少ない愛読書チャールズ・エリス氏の著書「敗者のゲーム」の中でも、タイミングを計る投資を薦めない主な理由の1つとして、市場に居続けることの意義に関して下記のような調査結果が紹介されています。

 

S&P500指数のデータを使って過去75年間という長期間分析した結果を見ると、この間の株式リターンの大部分は、上昇率のベスト60ヵ月間(900ヵ月という長期間のわずか7%だが)に達成されているという。もし私たちに、これがどの月かを見分けることができれば、その利益ははかり知れない。しかし、それはまったく不可能なのだ。私たちが知りうるのは次のような、単純で、貴重な事実である。すなわち、もし私たちがこのベストの上昇月を逃したら、まるまる二世代という長期間にわたって蓄積される利益のほとんどを失ってしまうということだ(「敗者のゲーム」より抜粋)

 

つまり、株式投資で高いリターンを得るためには、稲妻が走る瞬間を逃さないよう、市場に居続けることが重要だと言えるため、精神的に安定した状態を維持することができ、市場に長く居続けられる配当再投資戦略は、勝てる可能性を高める有効な手法だと言えましょう。

 

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投資目的と合致している

 

アーリーリタイアという夢は捨てていないものの、私の現実的な株式投資の目的は、保有株式からの配当金(最低毎月10万円)を老後の生活費の一部に充てることにより、ゆとりのある老後生活を実現することにあります。

 

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冒頭でも触れた通り、配当再投資戦略で選ぶ銘柄は、生活必需品やヘルスケアセクターなど、景気に左右されない事業を営んでいる銘柄が中心であり、それらの企業は長く安定的に配当金を支払う能力を備えているため、上記の目的にも合致していると言えましょう。

 

特に私が現在投資している銘柄は、配当王や配当貴族など連続増配の常連銘柄が多く、老後を迎える頃には増配により配当金額も大幅に増えていることが期待できるため、恐らく想定以上にゆとりのある老後を迎えられることでしょう。

 

最後に

 

正直なところ、私の挙げた理由はどちらかと言うといずれも消極的とも言えるような内容でもあるため、大きく儲けることを目的として株式投資を志す方にとっては、あまりに保守的な考え方やスタイルであるが故に魅力を感じない方も多いことでしょう。

 

私も昔は、株式投資で億万長者になり、アーリーリタイアを実現することを夢見て投資に臨んでいた時期もありましたが、そういった時期も経た上で今の私が大切にしている価値観を諺で表すならば、 ❝ 急がば回れ ❞ であり、それを踏まえた答えが現在の配当再投資戦略だと言えます。

 

最終的に、配当再投資戦略が一般的な最適解となり得るか否かは別として、グロース株に対するキャピタルゲイン投資に限界を感じている方や、手堅く勝てる投資法を望まれている方は、この機会に配当再投資戦略の採用について検討いただくことを是非おすすめします。

 

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