リスク許容度観点から考える最高のリターンを生み出すポートフォリオ論

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個人投資家にとっての永遠のテーマでもある、最高のリターンを生むポートフォリオ論について、改めて最も大切な約束事であるにも関わらず、欲に目が眩んで意外に忘れられがちな基本中の基本を振り返ってみます。

 

普段参考にさせていただいている米国株(アメリカ株)投資家ブログでもポートフォリオ論は人気のテーマで、個別株の組み合わせを筆頭に、個別株とETFの組み合わせ、さらにはETFのみの組み合わせなど、本当に研究熱心な方が多く多種多様なポートフォリオが紹介されています。

 

そこで今日は、リスク許容度の観点から最高のリターンを生み出すポートフォリオの定義について再確認してみようと思いますので、自身のポートフォリオについて課題感を感じている方はもちろん、理想的なリターンを生む形が見つかった方についても参考にしていただければと思います。

 

理想的なポートフォリオは机上の空論になる可能性あり

 

最近ではインターネットを通じて様々なツールや情報を入手可能な環境が整っているため、個人投資家レベルでも過去のパフォーマンスを基にバックテストなどを通じて自身のポートフォリオのリターンをシミュレーションしたり、S&P500指数とのリターン比較をする方も多く見受けられます。

 

しかしながら、勿論リスクとのバランスが重要である前提はあるものの、仮にシミュレーション上のリターンが高ければ実際にも高いリターンが得られるかと言えば、現実的にはそれほど簡単ではありません。なぜならば、投資家がそのポートフォリオを所定の期間保持し続けることができて初めて得られるリターンであり、それが実現できるか否かはその投資家次第だからです。

 

つまり、その投資家が度々訪れる調整局面や、リーマンショックのような長引く大暴落相場の中でも、銘柄毎の構成比も含めそのポートフォリオを忍耐強く保持し続けられなければ、シミュレーションで弾き出されたそのリターンは、残念ながら机上の空論に終わってしまう可能性が高いということです。

 

投資家毎に異なる最高のリターンを生むポートフォリオ

 

ここで言うポートフォリオを保持し続けられない状態とは、いわゆる含み損に耐え切れず損切りに加え株式相場から退場してしまうケースのことを意味しますが、要するに現実的に後々退場する必要性が発生しないポートフォリオが、その投資家における最高のリターンを生むポートフォリオだと言えましょう。

 

仮に損切りをしてしまえばリターン上も大きなビハインドになりますし、最終的に退場してしまえば得られるリターンはゼロになってしまうというように、理想的なリターンを追い求める以前の問題になってしまうため、当然と言えば当然です。

 

次に、退場しなくても済むポートフォリオとは?という疑問が湧いてくるかと思いますが、残念ながらその答えには特別なトリックもサプライズもありません。退場する必要があるか否かの線引きは個々の投資家により異なるため、最高のリターンを生むポートフォリオに関しても誰にでも共通して存在するものではなく、言ってみれば投資家の数だけ存在するということです。

 

敢えて定義付けるならば、一般的にリスク許容度という言葉で説明されるように、許容できる含み損の率もしくは金額によって線引きが決まるため、最悪の事態(例えばリーマンショック級の大暴落)に遭遇した際に、許容可能な含み損の率もしくは金額で収まるようなポートフォリオがそれに当たると言うことができましょう。

 

つまり、一般的にはより高いリターンを生み出すことが最良のポートフォリオの定義だと考えられる傾向にありますが、実際には、債券のみの低リスクポートフォリオが最高のリターンを生む投資家もいれば、グロース銘柄のみの高リスクポートフォリオが最高のリターンを生む投資家もいるということです。

 

参考:私のポートフォリオのご紹介

 

参考までに、私のポートフォリオについても簡単にご紹介しておきます。私の場合は米国株(アメリカ株)、中でも高配当ディフェンシブ銘柄でポートフォリオを構築しており、試算の上ではリーマンショック級の大暴落でも30%程度の下落で済むような守りを重視したものにしています。

 

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しかも、配当再投資戦略を軸にしているため、景気や下げ相場に関係なく配当を維持しやすく配当再投資が有効に機能すると考えられる、生活必需品セクターやヘルスケアセクターの米国株(アメリカ株)銘柄を中心に構成しています。

 

要するに、私にとって大暴落時は退場するタイミングではなく、得られる配当金を追加で投資することにより、持ち株数を積み増す絶好のタイミングだと言えるため、この先もこのポートフォリオを保持することに今のところ全くと言って良いほど不安はありません。

 

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また、リーマンショック時のエピソードではないものの、過去に無茶な投資の仕方をしていた頃、マイナス55%、金額で言えば低いグレードの高級外車1台分ぐらいの含み損を抱えた経験もあるため、30%程度の下落であれば十分耐え得るレベルだと考えています。

 

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まとめ

 

確かに、過去の実績データを基に試行錯誤しながら理想のリターンを生むポートフォリオを組む作業は無駄ではなく、ある程度は必要なプロセスだと考えますし私も嫌いではありません。

 

ただ、それが趣味の一環であれば別ですが、現実的に投資において最高のリターンを得ることを考えるならば、そこに対して必要以上に固執する必要はなく、机上の空論にならないように、自身の現実的なリスク許容度を踏まえたポートフォリオを組むべきでしょう。

 

リスク許容度を決める要素は多々あり、そもそもの投資資金額に始まり、給与収入額、生活防衛資金額、家族に投資の状況をシェアしているか否か、退職金や親族からの遺産が得られるか否かなど、多岐にわたります。

 

これまでどちらかと言うと、 S&P500指数を上回るか否かといったような、試算上のリターンを基準としてポートフォリオを組んでいた方は、この機会に改めてご自身にとってリアルな形で最高のリターンを生み出してくれるであろうポートフォリオについても検討いただくことを、是非おすすめします。

 

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