マリファナ(大麻)関連ビジネスに投資できる米国株6銘柄のご紹介

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マリファナ(大麻/カンナビス)関連の米国株(アメリカ株)銘柄に関する話題です。個人的な興味で調べてみました。たばこやアルコールに次いで合法的な嗜好品として拡大が期待できるビジネスでもあるため、投資家としては押さえておくべきテーマではないかと思います。

 

マリファナの合法化に関しては、オランダやスペインといったもともと取り締まりの緩い国が多い上に、昨年のウルグアイの完全合法化に続き、カナダも2018年7月1日の建国日に合わせ完全合法化に向けた動きをするなど、世界的な流れだと言えます。

 

米国でも州単位では合法化が進んでいます。カリフォルニア州が20年前に医療用マリファナを初めて合法化して以降、次々に医療用または娯楽用としてマリファナ使用を認める法律を制定していることをご存知でしょうか?参考までに現時点で合法化されている州は以下の通りです。

 

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※ロイターニュースより抜粋引用

 

なぜ必ずも推奨すべきでないマリファナの合法化を各国の行政が進めるのかと言えば、多かれ少なかれ端的に言えば税収を潤すためでしょう。たばこやアルコールなど、健康に良くない物からは大手を振って税金を徴収することができるので、まさにマリファナも格好の課税対象なのです。

 

もちろんマリファナ自体珍しいものではなく、これまでも長く水面下では製造販売されていましたが、合法化で市民権を得ることによりビジネスの規模も急拡大する可能性が高いため、今更ながら興味深い存在になりつつある投資対象だと言えましょう。

 

世界の合法大麻市場は、2021年には314億ドル(約3兆5700億円)規模にまで成長する見通しだ。現在の市場規模はおよそ77億ドルと推定されているが、合法化する国が増えると見られる中で、今後60%の年平均成長率(CAGR)が予想されている(Forbes Japanより抜粋引用)

 

 

そこで今日は、あくまでも私が調べた範囲内ですが、マリファナ関連の米国株銘柄について簡単にご紹介してみようと思いますので、それ自体を良く思うかどうか、もしくは実際に投資するかどうかは別として、たばこやアルコールに似た常習性による旨味が期待できる投資対象の1つとして、豆知識的にご参考いただければ幸いです。

 

マリファナ関連銘柄に投資可能なETF「ETFMG Alternative Harvest ETF(MJ)」

 

まずはじめにご紹介するのは、主要マリファナ関連銘柄に投資可能な米国市場初のETF商品「ETFMG Alternative Harvest ETF(MJ)」です。上場しているとは言っても、他の産業に比べ基盤が脆弱な企業が多い可能性も高いため、分散が効くETFは嬉しい存在です。

 

 ※直近1年株価チャート(8月29日時点)

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「ETFMG Alternative Harvest ETF(MJ)」は、世界の取引所に上場され、医薬やたばこ関連でマリファナビジネスを行っている30社の株価に時価総額に連動するように設計されたETFで、上位10社の内、8社がカナダ企業、1社が英国企業、1社が米国企業で構成されています。マリファナビジネスの中心はどうやらカナダのようですね。

 

実は他にも「Horizons Marijuana Life Sciences Index ETF(HMMJ)」という似たタイプのETFがありますが、本記事は米国株を対象として紹介している関係上、トロント市場のみに上場している本ETFは米国株ではないため、割愛することにします。

  

それでは、「ETFMG Alternative Harvest ETF(MJ)」が投資しているマリファナ関連企業がどのようなビジネスを展開しているのか、具体的にイメージが沸かない方も多いのではないかと思いますので、構成比上位3社について参考までに簡単にご紹介します。

 

①クロノス・グループ

 

医療用大麻や大麻油などの栽培と販売を行う5つの大麻生産会社への投資を通じてビジネスを展開するカナダの投資会社。マリファナの生産や販売を手掛ける企業としては初めて米国ナスダック市場に上場(CRON)。大手ネット証券3社(SBI証券/楽天証券/マネックス証券)での取り扱いはありません。

 

②オーロラ・キャナビス

 

複数の広大な製造インフラを保有する医療用大麻の製造販売会社で、ドイツの100%子会社「Pedanios GmbH」は、イタリア政府に医療大麻を供給するサプライヤー。2018年1月のカニメッド・セラピューティクスの買収により、時価総額ベースで世界最大のマリファナ企業に。

 

③キャノピー・グロース

 

主に子会社を通じて、乾燥、油、およびソフトジェルの大麻製品をオンラインで販売する医療用大麻の製造販売会社。キャノピー・ヘルス・イノベーションを設立し、大麻に含まれる化学物質カンナビノイドをベースとする医薬品の製造販売にも進出。

 

30社と比較的少ない銘柄数ではありますが分散されており、経費率に関しても0.75%と、世に出回っている大多数のアクティブ系ETFと比べれば良心的とも言えるため十分検討に値する投資対象だと思いますが、残念なことに大手ネット証券3社(SBI証券/楽天証券/マネックス証券)での取り扱いはありません。

 

医療用大麻関連施設のREIT「Innovative Industrial Properties(IIPR)」

 

次は、少し主旨は異なりますが、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で初めて上場した、医療大麻関連施設のREIT「Innovative Industrial Properties(IIPR)」についても、マリファナ関連の銘柄ということで、参考までにご紹介しておくことにします。

 

※直近1年株価チャート(8月29日時点)

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REITと言えば高配当且つインカムゲイン狙いの投資対象というイメージがありますが、本REITについて言えば直近配当利回りが3%弱とそれほど高い水準ではないため、インカムゲインというより、マリファナ市場の拡大に伴うキャピタルゲイン狙いで投資すべき銘柄のような気がします。

 

こちらも先のETFと同様、大手ネット証券3社での取り扱いがないため、残念ながらネット証券のみで取引をしている方は投資できない状況ですが、正直このために取り扱いのある証券会社で新たに口座を作るほどの魅力は感じないので、SBI証券か楽天証券で取り扱いが始まるのを気長に待つつもりです。

 

マリファナ関連のビジネスに携わる米国個別株3銘柄

 

続いて、ETFを好まない個別株派の方向けに、マリファナ関連のビジネスに携わっており、個人投資家でも手が届きやすい個別株について参考までにご紹介します。先のクロノス・グループ以外のマリファナビジネスに携わる米国上場銘柄は以下の通りです。

 

①スコッツ・ミラクル・グロ(SMG)

 

消費者向け芝生や芝地用ブランド製品のほか、園芸専門業者向け各種用品を販売する園芸用品メーカーですが、大麻生産者に土、照明、肥料などを販売する企業買収に数億ドルを投じるなど本格的に関わり始めている企業です。

 

※直近1年株価チャート(8月29日時点)

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ニューヨーク証券取引所に上場しているため私たちのような個人投資家でも投資することは可能ですが、残念ながら現時点ではSBI証券や楽天証券では購入できず、大手ネット証券で言えばマネックス証券でしか購入することができません。

 

②ティルレイ(TLRY)

 

大麻に含まれる化学物質カンナビノイドをベースとする医薬品を、カナダ国内をはじめ、アルゼンチン、オーストラリア、チリ、クロアチア、キプロス、チェコ、ドイツ、ニュージーランド、南アフリカにおいて販売するなど、主に医療用大麻の製造・販売に従事するカナダの医薬品メーカーです。

 

※直近2ヵ月株価チャート(8月29日時点)

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米国初の大麻メーカーの新規株式公開(IPO)として、7月にナスダック市場に上場しましたが、今後の事業拡大に対する期待からか、初値は公募価格を35%上回る人気ぶりでした。ちなみに現時点では、SBI証券や楽天証券では取り扱っておらず、マネックス証券でのみ購入することが可能です。

 

③コンステレーション・ブランズ(STZ)

 

言わずと知れたビールの「コロナ」や、ウォッカの「スヴェドカ」といった人気のブランドを製造販売するアルコール飲料メーカーですが、満を持してマリファナ関連企業への出資という形を皮切りにマリファナビジネスへ参入しました。

 

※直近1年株価チャート(8月29日時点)

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具体的には、上記ETFの主要構成銘柄でもある医療用大麻大手のキャノピー・グロースの発行済み株式の38%を取得したほか、今後は大麻の主な有効成分テトラヒドロカンナビノール(THC)を使用したアルコール飲料のような飲料開発を計画しているとのことです。

 

Forbesで紹介されていましたが、医療用大麻が合法化された州でアルコールの売上が減少したとの調査結果も公表されているように、アルコールとマリファナとのカニバリゼーションに対する懸念があるため、今後他の大手アルコール飲料メーカーの参入が続く可能性も考えられます。

 

最後に

 

以上、マリファナ関連の米国株6銘柄について簡単にご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?マリファナというとネガティブなイメージが強く、好んで投資しようと考える投資家も限られているので、意外に知らない情報もあったのではないかと思います。

 

冒頭でも触れた通り、マリファナビジネスは決して目新しいものではなくこれまでも闇では製造販売が行われていましたが、合法化されることで急拡大する可能性を考えると初期のステージにあるとも言えるため、ある意味投資するには良いタイミングなのかもしれません。

 

本日ご紹介した中で普通におすすめを選ぶとすれば、やはりマリファナビジネスの恩恵を直接受けつつもリスクを軽減できる「ETFMG Alternative Harvest ETF(MJ)」ですが、個人的にはアルコールという確固たる収入源を持ちつつ、世界最大のマリファナ銘柄にも投資するコンステレーション・ブランズに魅力を感じます。

 

いずれにしても、現段階では合法化する州や国がこの先どれくらい増えるのか分からないほか、仮に合法化されるエリアが拡大した場合でも新たな規制ができたり、期待通り購入する消費者がそれに伴い増えるのかどうかなど、不透明な部分が大きいマーケットであることは間違いありません。

 

したがって、そもそもマリファナの普及を手助けする立場に自分が身を置きたいか否かを考えることは勿論、仮に投資することを決めた場合であっても、改めてご自身でも入念に調べるだけでなく、投資金額に関しても少額に限定するなど、特に慎重にご判断いただくことを是非お薦めします。

 

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