プルーム・テック(Ploom TECH)の評価と今後の可能性に関する考察

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JT(日本たばこ産業)の加熱式タバコ、プルーム・テック(Ploom TECH)に関する話題です。加熱式タバコは各社の業績を大きく左右する要素でもあるため、JTだけでなくフィリップ・モリスやブリティッシュ・アメリカン・タバコなどの米国たばこ株ホルダーにとっても、目が離せない重要なテーマだと言えましょう。

 

ご存知の通り、日本はホームグラウンドにも関わらず、JTは加熱式タバコ競争において、フィリップ・モリスのアイコス(iQOS)やブリティッシュ・アメリカン・タバコのグロー(glo)に遅れを取っているため、このプルーム・テックにはかなり力を入れています。

 

足元のスターターキット販売状況に関して言えば、7月時点で累計400万台を突破したとのことで出足は好調のようですが、これはあくまでもスターターキットの販売台数であり、継続的に使い続けられ、タバコを購入し続けてもらえなければ、本来的なタバコの売上にはつながりません。

 

はたしてJTのプルーム・テックは、ホームグラウンドでもある日本の加熱式タバコ市場において、世界のメジャーブランドに競り勝ち、今後目論見通り巻き返しに成功することができるのでしょうか?

 

そこで今日は、実際にプルーム・テックを使ってみた立場で、アイコスとグローの比較を通じたプルーム・テックのユーザーレビュー、さらにはそれを踏まえた上での今後のポテンシャルについて、投資家の立場での簡易的な考察をご紹介してみようと思いますので、特に喫煙習慣のない投資家の方は是非ご参考ください。

 

JT「プルーム・テック」の強み

 

それではまず、JTのプルーム・テックが、アイコスやグローと比べて優れていると感じたポイントについて、3つほど挙げてみようと思います。当然ながら好みにもよりますが、いずれも加熱式タバコを選ぶ上でのポイントになり得る要素だと言えましょう。

 

①掃除が不要

 

加熱式タバコユーザーにとって、日々の掃除の手間は重要な要素だと言えますが、その点においてはプルーム・テックはアイコスやグローよりも優れていると言えます。プルーム・テックは、掃除の手間が少ないというより、ほとんど掃除する必要がありません。

 

アイコスやグローが汚れる原因は、主にたばこ葉を使用しているからであり、そもそもプルーム・テックはたばこ葉ではなくリキッドを使用しているため、ほとんど汚れることがないのです。私のような面倒臭がりな性格の方にとっては、大きなメリットだと言えましょう。 

 

②いつでも途中で止められる

 

使ったことがない方にとっては、今一つイメージが沸かないのではないかと思いますが、アイコスとグローは、1本吸う毎に吸い終わりのタイミングが分かるように電源が落ちるような作りになっています。つまり電源が落ちる時が1本を吸い終える合図だということです。

 

それに対してプルーム・テックは、1カプセルで吸うことができる回数や時間が長く、本体の電池がなくなるまでは電源が落ちることがないため、カプセルを無駄にすることなく自分で休止するタイミングを自由に決めることができます。

 

例えばサラリーマンの方などで言えば、休憩時間が長い時は長く吸い続けることができますし、会議の合間などで休憩時間がほとんどない場合などは、2~3回吸っただけで止めることも可能だということです。

 

③匂いが少ない

 

個人的にはあまり気になりませんが、匂いの少なさもアイコスやグローに勝っているポイントだと言えましょう。アイコスやグローからは、独特の穀物にも似た香ばしい匂いがわずかに出ますが、プルーム・テックは全くと言って良いほど匂いがありません。

 

例えば、会社の会議室やトイレの中で吸ったとしても、おそらく誰一人匂いを理由としてそれに気づく人はいないように思います。実際に私の会社でも、喫煙所に行くのが面倒になり隠れて自席で吸った同僚がいますが、誰にも気づかれることはありませんでした。

 

例えば、喫煙していることをご主人や彼氏に内緒にしている女性の方や、奥様に禁煙を約束してしまった男性の方、さらには周りに強烈なタバコ嫌いがいる方などでも、プルーム・テックであればバレたり嫌われることなく吸い続けることができるはずです。

 

プルーム・テックの致命的な弱み

 

上記のように、数々の優位性を持つプルーム・テックではありますが、私について言えば、結果的に現在メインで使用しているグローに取って代わる存在になることはなく、アイコス同様グローが故障した時の代用品的存在にしかなり得ません。

 

なぜなら、価格面もさることながら、プルーム・テックは、致命的とも言えるほど吸いごたえが無いからです。ニコチンはもちろんですがメンソールなどのフレーバーも弱く、吸った際の感触がかなり少ないため、いくら吸っても満足感を得ることができません。

 

普通であれば、1本吸えばある程度満足することができ、逆に吸い過ぎると気持ち悪くなったりもしますが、プルーム・テックの場合は、満たされないが故に延々と吸い続けてしまうため、グローよりも吸う箱数が多くなるほどです。

 

例えば、ニコチン摂取の頻度や喫煙習慣自体を減らしていく過程にある禁煙希望者や、デザインも洗練されているため、それほどヘビーではない女性の方などであれば満足できるのかもしれませんが、1日に1箱以上のペースで吸う私のような喫煙者には、残念ながら受け入れられづらい商品だと言えましょう。

 

今後のポテンシャルに関する考察

 

競合商品でもあるアイコスやグローに比べ、それなりに優位性を備えているように見えるプルーム・テックではありますが、今後における成功の可能性という観点で言えば、個人的には決して楽観視できる状況にはないと考えています。

 

というのも、致命的な弱点として挙げたように、吸いごたえが無いことにより、たばこメーカーにとっての重要な顧客でもあるヘビースモーカーに選ばれづらいからです。考えてもみてください。度重なる値上げにもめげることなく、数多くのたばこを購入し続けてくれるのはヘビースモーカーです。

 

先に触れた通り、現在のプルーム・テックは、禁煙予備軍やそもそも喫煙量の少ない顧客にしか選ばれない可能性が高いため、顧客あたりのライフタイムバリューが低くなり、結果的に業績に対するインパクトも弱くなってしまうように思います。

 

正直なところ、今のプルーム・テックは中途半端なポジショニングにあると言わざるを得ず、仮に今のままの商品であれば、ニコチンはなくとも多彩かつ強烈なフレーバーでそれなりの満足感が得られる電子タバコの方が、より存在価値があるような気がしてなりません。

 

最後に

 

以上、プルーム・テックに関する個人的な評価と、たばこメーカーが最も重視すべきターゲット顧客におけるニーズとのマッチングレベルの観点から、今後におけるポテンシャルについて簡単に考察してみました。あくまでも個人的な意見であるため、確かに若干の偏りはあるはずですが、多かれ少なかれ的を得ている部分もあったのではないでしょうか?

 

プルーム・テックは、物足りなさという決定的な弱みにより、たばこ製品における最も重要なターゲットのヘビースモーカーを射止めることができおらず、仮にスターターキットの販売に成功したとしても、利益の源でもあるたばこ自体の売上増につながるとは限らないため、先々苦しむ可能性が高いような気がしてなりません。

 

いずれにしても、今後JT株への投資を検討している、もしくは既に投資している方は、この機会にプルーム・テックのポテンシャル、さらにはそれを踏まえた上での、フィリップ・モリスやブリティッシュ・アメリカン・タバコとの比較におけるJT株の魅力について、改めてご確認いただくことを是非おすすめします。

 

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